3)釉薬の本
では、10種類の釉薬のレシピ―を下記に記して行きます。
原材料はフランスで手に入るもので、多くはドイツ製です。
1. CFC (Couverte Feldspath Calcique) / 石灰透明基礎釉
Feldspath potassique.
42% / カリ長石
Kaolin.
6% / カオリン
Bentonite
2% / ベントナイト
Carbonate de Chaux. 19% / 石灰石
Quartz.
31% / 珪石
0.28 KNaO
0.72 CaO : 0.39 Al2O3 : 3.90 SiO2
石灰透明基礎釉はゼーゲル式から計算したもので、問題なく使用しています。
ただ、顔料などを加えると溶解度が低くなってピンホールが出る場合がありますので、その時は3~5%石灰石を追加します。
ベントナイトは釉の沈殿を遅くするために加えています。陶芸教室ですので、なるべく生徒が快適に作業できるよう心掛けています。
以後、ゼーゲル式を書き加えますので、日本の材料で計算しなおしてください。簡単に出来るゼーゲル式アプリやソフトが出ています。