Cette traduction automatique n'est pas recommandée
釉薬の本(21)
16. 織部渡辺 1230℃ 酸化焼成
織部に渡辺を付けたのは、府中市で陶芸教室を開いておられ、著書「窯焚き三昧」を書かれた陶芸家渡辺㐮さんに敬意を表しての故です。この本は表紙のごとく抱腹絶倒、陶芸家の日常がユーモラスに楽しく書かれています。メトロの中で読んでいて、こみ上げる笑いを抑えるのに苦労しました。
織部の調合を模索していた頃、渡辺さんの「窯焚き三昧」の中に、ごくごく当たり前の様に書かれたレシピに、まるで宝物を探し出した様な感動を覚えました。
この中にある土灰にあたるものがフランスには無く、市販のオークの灰を使って見ましたが、鉄分が多く、茶色になってしまいました。炭酸カルシウムを混ぜながら、鉄分を下げて、写真の香箱で色調を確認しながら織部渡辺が出来上がりました。
香箱は直径4㎝程の小さなものですが、パリ陶芸教室主催の日本陶芸旅行の時、生徒たち参加者から頂いたとても大切な品物です。織部の色調と鉄絵の単純さがとても気に入っています。
カリ長石 37% Feldspath potassique
石灰 10% Carbonate de chaux
土灰 18% Cendre chéne
珪石 22% Quartz
カオリン 8% Kaolin
酸化銅 5% Oxyde de cuivre noir