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L'Art des émaux (22)

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17. 黒漆釉  1250℃   酸化焼成

 

縁の方が茶色く残り、時には油滴も現れる柔らかな天目釉の美しさ......

でもフランス人生徒たちからは、真っ黒でペンキを塗ったような黒のリクエストが多く、それではと光沢のある真っ黒な釉薬を作り上げました。

たっぷり厚掛けにすると黒漆のように仕上がります。

思いがけなくこの黒漆釉から、興味深い色が出現しました。

水分を含んだ素焼きに黒漆釉を掛けると、全体がマット調になり、コバルトのブルーが現れます。

私はマット調の方が好みで、何点か湯飲みや花瓶を作りました。もう在庫もサンプルもなくてフォトを載せられませんが、ロックダウンが終わり次第、焼いてみます。

釉薬の妙味と言いますか...

 

石灰透明釉

カリ長石 50% Feldspath potassique

石灰   20%   Carbonate de chaux

珪石   20%   Quartz 

カオリン 10%    Kaolin  

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             100%

+2%  二酸化マンガン   Dicxyde de Manganèse

+5% 酸化鉄(黒)    Oxyde de Fer Noir

+2% 酸化コバルト(黒) Oxyde de Cobalt

+5% 酸化錫                 Oxyde d'Etain 

 

酸化錫は1kgで100€と高価なため、どうしても必要なものではありません。

くすみを取り除き、嫌なピカピカを抑えてくれます。