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L'Art des émaux (30)


釉薬の本(30)

 

カリ長石ベースの亜鉛結晶青釉を、ブルゴーニュの黄土に掛けてみました。

酸化コバルトの亜鉛結晶釉はほぼ完ぺきにきれいに仕上がるのが解りました。

白土でも赤土でも、きれいに仕上がりました。

写真は光の加減で薄いブルーの結晶が写っていますが、もう少し暗い色です。

釉薬の本(23)と重複しますが、調合例を記載しておきます。

 

カリ長石ベース亜鉛結晶基礎釉 

コバルト紺青結晶釉

 

カリ長石  45% Feldespath potassique

珪石    20% Quartz

石灰石   10% Chaux

亜鉛華   25% Oxyde de zinc

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     100%

+ 2%-3% 酸化コバルトOxyde de cobalt

 + 3% 炭酸リチウム Carbonate litium

 

 

施釉

CMCを加え、2度掛けして乾燥させる。

翌日、「亜鉛華70%+珪石30%」をスプレーで薄くかける。

「亜鉛華+珪石」のかかった部分に結晶が出るので、半分だけスプレーをかけてみました。

 

焼成曲線 (酸化焼成 15時間)Oxydation,15h

20℃~500℃ 100/

500~1250℃ 150/

1250℃ 30分保温

1250℃~1130℃ 自然に温度を下げる

1130℃ 4時間保温

1130℃~ 自然に下げる

 

ゼーゲル式

0.16 KNaO

0.31 CaO      

0.63 ZnO

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0.17 Al2O3

 1.69 SiO2